2014年05月06日

黄金の七人

1965年イタリア作品 ☆☆☆+

内容(「Oricon」データベースより)

奇想天外な手口でスイス銀行の金庫から金塊を盗み出す7人組の泥棒の活躍を描いた、傑作イタリアン・モンド・ムービー。マルコ・ヴィカリオ監督作品。

シャバダバっぽいスキャットメロディにのせて軽快なドタバタ金塊強奪作戦が始まります。インテリでクールな教授フィリップ・ルロワ、またしてもわたし好みのショートカットでダイナマイト・セクシー美女ロッサナ・ボテスタ。20110915_2513038実にキュートかつエロさ全開の魅力であります。そんな二人と盗みのプロたちのチームが繰り広げるイタリアン快感エンターテインメントの世界。何しろBGMが一時「渋谷系」のサウンドとしてモンド・ミュージック・ブームの火付け役となったアルマンド・トロヴァヨーリのジャズ!悩ましい肉体を黒いボディ・ストッキングに包んだボテスタのイメージにピッタリでこのフィルム全体に色気のある高揚感を与えていますね。ハラハラドキドキのスリルとサスペンス、そして愛し愛されの男と女のラブ・ゲームに翻弄されつつ裏切りとちょっぴりのユーモア。5分に一度の大興奮!とDVD解説にもあるように見どころ満載のおしゃれ系泥棒ムービーです。初見はたしか高校時代にテレビの洋画劇場で興奮しながら(ボテスタにか!)手に汗にぎっておりましたね(笑)そんなこんなで、あの『ルパン三世』の元ネタになってると言われるのもナルホド納得の秀作なのだ。ジャンジャン!

mizzoさん評価:☆☆☆☆めっちゃ面白い! ☆☆☆+かな〜り面白い! ☆☆☆ けっこう面白い!



mizzostyle at 15:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0) イカす映画天国! 

2012年05月18日

恋のまちぼうけ

77-johnny-darling

「10000人のロックンロール・パーティー」と銘打たれた武道館コンサート。その雑誌記事を横目で見ながら「原宿クリームソーダ」のラバーソールシューズに憧れていたなぁ。このレコジャケに写ってる真っ白なヤツです。あと赤いスウィングトップもあのジェームス・ディーンを彷彿させるアイテムとして強烈な印象がありました。そんな「オールディーズ臭」をプンプンさせたジョニー大倉のスマッシュ・ヒット曲。当時ラジオリクエストで3位にランクされたというニュースが今でも耳に残ってるな。それ程ロックというカテゴリーの曲はヒットとは無縁だった時代でしたね。ああ、思い出の1970年代も終盤にさしかかったあの頃です。この曲の歌詞にもあるドリンクの「クリームソーダ」のシュワシュワっとした泡だけが知っている甘く切ないメモリーか。ジャンジャン!



mizzostyle at 22:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0) イカす邦楽天国! 

2012年01月31日

凡ては夜に始まる

1960年アメリカ作品 ☆☆☆

●監督:ジョセフ・アンソニー●原作:マージット・ベスジ、オーウェン・エルフォード●撮影:ジョセフ・ラシェル●音楽:アンドレ・プレヴィン●キャスト:シャーリー・マクレーン「あの日の指輪を待つきみへ」「奥さまは魔女」「ヴァージン・ブレイド」「アウト・オン・ア・リム」「あなただけ今晩は」、ディーン・マーティン、クリフ・ロバートソン、チャーリー・ラグルス、ノーマ・クレーン

Shirley+Maclaine+PNGショートカットにブルーアイズ、都会的でおしゃまな役柄に魅了されっぱなしでした。はい、勿論シャーリー・マクレーン演じるケティにです。『アパートの鍵貸します』『あなただけ今晩は』といった、ラブコメ路線の原点といえる本作品。でも何故か隠れた名作的なポジションなんですね。ロマンスあふれる上記のビリー・ワイルダー監督の二作品に比べると(ジョセフ・アンソニー監督)、幾分リアリティのある謎とひねりの利いたストーリーが楽しめます。それは相手役ディーン・マーチンの粋なダンディズムの魅力に負う所大ですが、やはりジャック・レモンの方がしっくりくる気も。また、この映画にはどこかマリリン・モンローの『七年目の浮気』に似た匂いを感じます。舞台が同じニューヨークという事や、カップルのウイットに富んだやり取りなど・・・そう言えば『七年目の浮気』もビリー・ワイルダーか。恐るべし巨匠の影響力。ジャンジャン!

mizzoさん評価:☆☆☆☆めっちゃ面白い! ☆☆☆+かな〜り面白い! ☆☆☆ けっこう面白い! 


mizzostyle at 00:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0) イカす映画天国! 

2011年11月11日

Let's Get Lost

imagesアウトサイダーとしてその名は耳にしていましたが、このチェット・ベイカーのアルバムをはじめて聴いたのは、丁度わたしが三十路を迎えた頃でしょうか。既にベイカー本人は亡くなっていましたが。その頃の飲み仲間にコルトレーンや前衛的ジャズのマニアがいて、ロック畑に比重を置くわたしにも「お、いいな」と思えるナンバーなどありました。で、そんな彼にしてもチェット・ベイカーには手を付けていなかった筈だ(笑)そして直接聴くきっかけになったのは、加藤和彦氏のエッセイ集でボーカリストとしての魅力について『チェット・ベイカー・シングス』という復刻盤を紹介していたからだ。ノン・ビヴラートで歌われるヘタウマなボーカルなのだが、いざ聴いてみて納得!その不安定さの中に哀愁が渦めいているような、まぁ心地良く耳に入って来るのですよ。このスタイルにジョアン・ジルベルトがインスパイアされ、ボサノヴァ誕生の一因となったらしいです。味を占めたわたしは『シングス・アンド・プレイズ』というアルバムも手に入れ、夜ごとジン・トニックで一杯やりながら薄暗い部屋で聴き入っておりました。う〜ん孤独な夜だった(笑)その中でもとりわけお気に入りなのが『レッツ・ゲット・ロスト』です。本職のペットの音色がいきなり咽び無くイントロにシビレます!そしてある種の退廃的なイメージすら漂う気怠くも甘美な夜に引き込まれていくのですよ。ジャンジャン!

 



mizzostyle at 01:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0) イカす洋楽天国! 

2011年11月10日

|episode 3|

 始発を待つ渋谷駅のホーム。明け方までツイスト・パーティーで大暴れして店はグチャグチャ、花瓶は割れフロアは水浸しに。ソファや椅子もひっくり返っていた。途中、オーナーらしき「姉」という人が挨拶に顔を出したが、一瞬眉をひそめて帰っていった。気のいいピtakecar1アノのオヤジものびていた。そんなこんなで電車に乗り込んだが、マー坊がいない。そう、奴はブティックの女の子と店のすぐ裏のホテル街にシケ込んだのだ。そういえば、へべれけになりながらもどさくさに紛れ、プレスリーの「好きにならずにいられない」をスタンドマイクをセットして歌っていたような...。「秒殺のナンパ師」マー坊おそるべし!バンドのボーカルという奴は、やはり他のメンバーとはもってる何かが違うのか?事あるごとにマー坊に嫉妬するメンバーであった。この乱痴気騒ぎのあと、神宮外苑でバンドのオリジナルTシャツを売ることになった。ギターの二郎さんが持ってきた話だ。みんな、即OKした。東京◯◯フェスとかいうイベントでバザール開催、ワゴンを三日借りて出店した。アメ横で仕入れてきた「フルーツ・オブ・ルーム」の白い綿シャツに「JOKERS ROCKABILLY CLUB」のロゴを赤くシルクスクリーンでプリントした。用意した200枚のTシャツは二日で売り切った。バザール一日残して撤収。一枚300円で仕入れて1980円で売った。プリントはノブのバイト先の機械を拝借、制作費タダ。出店ワゴン代を差し引いて手元に30万ちょっとの現金が転がりこんだ。To be continued...

Photo解説:
 1962 FORD THUNDERBIRD
ドラムのタケシの愛車がこれでした。色も同じ黒。そして何より、信じられないくらいデカかった。



mizzostyle at 13:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 実録JRC青春小説 

2011年10月19日

ふたりのシーズン

114836176どこかダークネスでビターなイントロに引きずり込まれます。合の手のように発せられる「Aha〜」という声は、真夏のビーチで寝転がるビキニのお姉さんの肌に吹きかけるように囁く。この曲を聴く度にそんなリアルで愚かしい妄想に浸ってしまいます(笑)要するにサマーシーズン向けの楽曲だと無意識の内に自分に対して言い聞かせているのだろうな。ようわからん説明になってしまった。これ原題は「Time Of The Season」と言うのだが「ふたりのシーズン」という和訳もオールディーズ・ポップス調でイイ線いってると思います。で、オリジナルのゾンビーズのヴァージョンがやはりベストでしょうか。テレビCMにも何度か使われスパイ映画の挿入歌にもなっています。このゾンビーズについては「She's Not There」「Tell Her No」など取り上げたいナンバーがあるのだが、それはまた。国内においては、彼の一風堂が1981年にカバーしており、土屋昌巳の粘っこいヴォーカルが妙にハマっています。コーラスのお姉さんの絡みもセクシーだし(笑)今のところ和製アーティストではこれがナンバーワンですね!あとわたしのオキニとしてはスパイ・コメディ「オースティン・パワーズ・デラックス」に使われたBIG BLUE MISSILE with Scott Weiland によるヴァージョンもメタルなアレンジが心地好く耳に響きます。ちなみにこのサントラ盤の「2」の方にはゾンビーズのオリジナルも入っているという「ふたりのシーズン」好みの映画になってるのだ。ジャンジャン!






mizzostyle at 18:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0) イカす洋楽天国! 

ワンナイト・ランテブー

最後のタバコに火をつけて

歩きはじめたあの人は

振り向きもしないで

アタイの腕の中すり抜けてった


一夜かぎりの夢をみせ

女心搖るがせる人

サヨナラも言わないで

アタイのくちびる噛んで駆け出した


  ワンナイト・ランデブー 

         抱かれたその胸に

  ワンナイト・ランデブー 

         残した愛のしるしが

   
消えるまできっと忘れないでしょう                                                                                                                     image42

つかの間のあの時を


「いい人だったわ」なんて

口に出すのためらえば
こみ上げて来るのよ

アタイのこの心焦がすほどに


  ワンナイト・ランデブー 

         妖しくゆれる影は

  ワンナイト・ランデブー 

   二人の細いシルエット

   
暑い夏の火遊び想い出しては

ため息と消えてゆく


     

by  JOKERS ROCKABILLY CLUB  1981


ちょいコメ:

横浜で女の子と遊び翌朝ホテルを出て別れて歩き出した時に歌詞が浮かんで来た。 ハードボイルドな自己演出に酔っていたであろう自分に赤面してしまうな。ジャンジャン!

          



mizzostyle at 16:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0) お宝JRC楽曲歌詞 

2011年10月12日

さらば友よ

1968年フランス作品 ☆☆☆


内容(「キネマ旬報社」データベースより)

奇妙な友情で結ばれている2人の男が金庫破りに挑むことになるが、その裏では美女の巧妙な罠が仕掛けられていた。フランスのスター、アラン・ドロンとハリウッドスター、チャールズ・ブロンソン共演のアクションサスペンス。


この映画自体は地味なストーリーというか、演出の弱さや陳腐さで語られることもあります。そして音楽なんかも特筆すべきことは無いのですが、とにかく主役の二人がいい!アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソン。映画の中でこの二人だけが浮き上がって見える。イケメンimg4e787548zik3zjのドロンは勿論ですが、ぶ男ブロンソンのかっこ良さはもはや異常といえるほど。飲み物をコップ一杯に注ぎコインを投じる賭けのシーンなど他の作品に与えた影響も計り知れない。フィルム・ノワールとしても大人し目で上品な部類に入る本作ですが、やはり見所というと…あまりにも有名すぎるラストシーンではありますが、マッチを擦るドロンに煙草を近づけるブロンソン。二人は目も合わせることなくすれ違う。くーっ!クールでいてとてつもなくシュール!最後にドロンがイェー!っと絶叫する場面では鳥肌が立ちます。よく言われた「このラストシーンのためにこの映画は存在する」という言葉に過言なしです!いまや死語と化した男のロマン、美学、ダンディズムなるものがそこに有ります。たまにはフランス映画ならではの粋でエスプリの利いた雰囲気に酔いしれるのもイイかも。ジャンジャン!

mizzoさん評価:☆☆☆☆めっちゃ面白い! ☆☆☆+かな〜り面白い! ☆☆☆ けっこう面白い! 



mizzostyle at 13:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0) イカす映画天国! 

2011年10月07日

虹色の湖

b0100078_2126104410年くらい前に深夜番組のエンディングテーマとして流れていた記憶がある。このデカダンでサイケチックなアレンジとハスキーな声がどうにも耳に残ってかなりインパクトがありました。今思うとこのオリジナルではなく相川七瀬が歌うカバーヴァージョンでしたね。いやそれは『夢見る少女じゃいられない』だったかな、その辺り混同してるな…。閑話休題。中村晃子というとわたしが小中学生の頃でしょうか、女性アイドルの中でもセックスシンボル的な大人の雰囲気をふりまいておられました。当時としては大柄で手足の長い肢体で、日本人離れしたダイナミックで存在感のある女性!そして少し影のある元祖姉キャラといったところでしょうか。彼女の楽曲や出演作品とかこれ以外に知らないわたしですが、それを補って余有るのがこの曲で中村晃子の魅力を充分堪能出来るはずです。当時のGSジャガーズの映画への出演映像を発見したのでそちらもアップしておきます。このグルーヴ感ホント最高だ!ジャンジャン!

  



mizzostyle at 23:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) イカす邦楽天国! 

世紀末Baby

Baby, 夜も眠れずに悪い夢うなされて

Baby, 恋の病におちたこのオレは

Baby, Baby, Baby, Baby

Baby, 目が眩みそうさ


Maybe, ひとりよがりの淋しさに胸をいためて

Maybe, 悲しいほどに似合うよ作り笑いが

Maybe, Maybe, Maybe, Maybe

Maybe, その指からませて                                                                                                                                                                image42


オマエの涙顔みたくはないさCry, Cry, Cry                                                                                                                            


Baby, いつしか闇も晴れて二人だけの世界へ

Baby, もう泣かないでおくれ最後の約束さ
Baby, Baby, Baby, Baby

Baby, すべてを包み込んで

  
Baby, Baby, Baby, Baby

Baby, この世は終わるため

        

 

by  JOKERS ROCKABILLY CLUB  1981



ちょいコメ:

ジャニス・ジョプリンのソウルフルなバラードにもろ影響された曲。ライブハウスでも受けたナンバーでわたしがヴォーカルをとらせていただきました。ジャンジャン!



mizzostyle at 23:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0) お宝JRC楽曲歌詞